パフォーマンスを長くやっているとどんどん道具が増えてくる、そんな中道具が一番いらないジャンルは何か、そう。ダンスとアクロバット、基本的に体のみ使うこの2つだ。私はジャグリングと倒立の2つを非常に得意としているわけですが、なぜタンブリングではなく倒立を選んでいるのか。19歳くらいのタカシェンカは思いました、
「タンブリング(注;マットの上で行う跳躍・転回などの運動のこと)は広い場所がある前提でどこでもできるのはバク中くらい、それも地面が弱かったらできない」
「倒立なら立てるスペースがあればできるし、絶対こっちのほうが将来役立つに違いない!!!どうせなら使いやすいやつを学ぼう!」
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写真はイメージです笑
そう気づいた日からタンブリングはほぼ捨てました爆 私は物心ついたときから無駄なことも好きですが、大事なことは効率重視です。あとタンブリングは着地でミスったときのリスクが大きすぎます、ショーの時に体操競技のような床で技を実施することなどまずないので硬い地面に着地するのは非常にリスキーです。仮設ステージの地面がもろかったらぶち抜くかもしれません。着地ミス一回で結構な怪我をします。
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いててて・・・
効率重視で選んだ倒立、サーカス、体操の基本でもあります。両手だったら結構みんなもできるかもしれませんよ!?いきなりバク転するリスクに比べたらそんなに危ない運動でもありません。
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さかさまになるのが怖い?
独学の倒立と、ちゃんとならった倒立は全然違います。次の回では倒立を滅多切りに解説していきたいと思います。
お楽しみに!
おまけ:タカシェンカが倒立をやる決定打になった演技
1999年 モンテカルロサーカスフェスティバル金賞 アナトリーザリエフスキー(ウクライナ)
曲はYanniのOne mans dreamです。この演奏は私です、ザリエフスキが好きすぎて曲も練習しました笑
こうやって創造力が連鎖していくのが、アートの良い所ですよね!
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