BLOG OF MY DAYS

「好き」という才能について深堀する

新年一発目の記事。寅年!!!すこし遅れましたがあけましておめでとうございます!

スーパーシェンシェン
スーパーシェンシェン
今年こそエンタメ復活してほしいぜ!

今回は「好きでいつづける」という状態を考える。

カモンヌ
カモンヌ
好き・・・言葉を聞くだけでドキドキするヌ
シェンシェン
シェンシェン
恋愛の好きとはちょっと違う話だよ・・・

私の近しい友達には特定のジャンルを「好き」でい続ける才能を持ち合わせる人が3人いる。皆様の周りにも特定ジャンルを驚異的に好きでい続ける人が存在すると思う。

自分の周りの3人は後輩でパフォーマーの「ジャグラーKYO」と「同い年のM君」と「俺の姉」。各ジャンルは以下の通り

  • ジャグラーKYO 「ジャグリング」
  • M君「格闘技、映画、音楽全般」
  • 姉 超有名バンド「GLAY」

という感じだ。この3人は個人的に超ド級にそれが「好き」である。KYOはジャグリングと名の付くものはほとんど全部できるし、練習もとても熱心で自分の練習にも10年くらいついてくるくらいの職人肌、ちょっと色んな道具に浮気しすぎではないかと昔は思っていた、しかし自分の周りでこんなにも自分以外でずっと練習を楽しんでいるのは彼しかいない。何年も目標の技ができなくても頑張る折れない心を持っている。

M君は格闘技、映画、音楽のことについて質問するとほぼ即答でなんでも答えてくれる。造詣の深さが半端じゃない、最近のいい映画おしえてって尋ねると1970年代を普通に出してくるくらい映画好きすぎて感覚がバグっている。70年代のどこが最近なのだろうか。俺たち生まれてないし。サブスク系でもおれんちでおすすめを寝てる間にウォッチリストに勝手に入れてくれる。おかげで小津 安二郎の魅力にも気づくことができた。

姉はGLAY好きが半端ではなく全国公演がある年は全部参加しようとしたり(抽選だったりで全部はできないが)以前コンサート会場で販売していて、保管しすぎて賞味期限切れたのに冷蔵庫にはいっていたままだったGLAY限定缶サッポロビールをうっかり飲んだ俺に本気で蹴りいれてくるくらいのGLAY狂である(その後怒りを鎮めるために探し回り、最終的にtwitterの知人でもないやさしい人が譲ってくれた、本当にありがとうございます)、いやそもそも賞味期限きれてるし、なんで冷蔵庫にいれていたのだろうか・・・聞いても殴られそうなので聞くことはできなかった。永遠の謎になるだろう。

みんなに狂気を感じるヌ
ど・・どうやってそんなに好きを何十年も維持するんだろ・・

・・・というように驚異的に「好き」状態を継続させている。2-3年一時的にはまったとかそういう次元ではない。自己が滅びても、グループが解散しても、好きだったことは忘れないでほしい、そういう執念ともとらえられる意思の強さを感じる。自分と、この3人を見ていて感じるのは「好きでい続ける」というのは才能であり、天性、生まれつきの天賦の才、天稟(てんぴん)といえると考えるにいたった。私は別に好きでい続けようと努力した覚えはない。飽き性な人の方が多いとおもうがそれは性格だし、無理して好きを維持しなくてもいいようにも思う。続きを読んでほしい

続きを読むヌ

昨今は「推し」ブームであるといえる、あらゆるジャンルのデビューしたアーティストは推してもらいたがる。しかし俺は「推し」と前述した「好きでいつづける」とはまったく異なる印象を覚える。コロナ前まで活発であった「ご当地アイドルビジネス」はまさに「推し」をとらえたビジネスモデルだろう。

コロナ禍のエンタメ業界に於いて、この手のビジネスもやはり衰退した。ご当地アイドルビジネス(ご当地アイドルを悪く言ってるわけではないので後述を読んでください)が演者と運営とファンに恒久的な付加価値をもたらすまでのパフォーマンスができなかったのかもしれないし、プロデュース側も損得勘定をした結果グループを維持しないほうが得と踏むのもわかる。

ショービジネスというようにビジネスなので儲からないなら止めることは正しい判断のはずだ。運営側は投資しているのだから。ちなみに2020年2月から2021年1月の1年間の日本の集客エンタメ市場規模は、2019年の約1兆1,400億円と比べマイナス75%の大幅減の約2,800億円に落ち込むと推計されている。もう2022年、この推計から更に1年が経過している・・・。

2020年2月から1年間の集客エンタメ市場規模は、前年比75%大幅減の約2,800億円と推計〜ぴあ総研公表

世界的にエンタメ業界が劣勢に立たされながらもそれを存続させるものはなんだろうか??

それは一時的な「推し」ではなく心からの飽きることのない「推し」から始まる本当の「好き」ではないだろうか?わかりやすい例として挙げて申し訳ないが若い女の子消費型ビジネスモデルではない、わかりやすい見た目だけではない。そのアーティストやその卵たちの純粋なエンターティナー魂、ショーマンシップの評価をしてほしいと思う。それが真の「推し」であり「好き」ではないかと思う。昔「かわいいは正義」という言葉があった、では可愛くない年齢になったら正義は滅び「好き」ではなくなってしまうのだろうか?経年の過程を含め、応援し楽しむことこそ「真の推し」でありエンターテイメント市場を支える基盤になると信じている。エンターテイメントは日常の中の非日常。あなたをいつもとは違うどこかへ連れて行ってくれる光の筋だと思っている。

何年、何十年にも及ぶ練習や下積みに光を当ててくれるのは見てくれる皆様、その光を集めて一等星のように光るのはエンターティナーたち。

今年も自分はもちろん、エンターテイメント業界、エンターティナーをよろしくお願いいたします。

魂が滅ぶまで頑張っていくぜ!!!

 

 

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